なぜなら、ぴーちゃはお金が大好きだからです。
ぴーちゃはお金をくわえて運ぶのが大好きです。
一万円をくわえて飛んでいるときが
人生で一番充実感を覚えるときです。
しかし、ぴーちゃのお金はいつの間にか消えてしまいます。
その代わり、おねーちゃんの「しゃねる」や、ママの「てにすらけっと」や、
パパの「ごるふくらぶ」や、おおきいにーちゃんの「さばいばるげーむ用もでるがん」が
増えているかんじがします。
ぴーちゃはいっぱいお金をかせがなくてはなりません。
季節は秋です。ぴーちゃの会社は松茸を輸入販売しようとしました。
輸入先は北○鮮がターゲットです。
このお国は松茸の宝庫です。
また、国交正常化の兆しが見えるので、
早めのアプローチにより、他社より早く市場を独占できる可能性があります。
ぴーちゃは社長自ら先頭に立ち、
部下を引きつれ、
北○鮮に向かいました。
赤松林で松茸を発見。
全員で採取します。
みんなでおうちに帰ります。
北○鮮の戦闘機が追ってきましたが、
ピーチャ達の飛ぶ速度はマッハクラスなので、追いつけません。
ぴーちゃ達に出入国管理とか関税とかビザとかパスポートといったものは
存在しません。鳥はどの国もフリーで出入りできるのです。
世界のルールの盲点を付いた商売が可能です。
ついでにぴーちゃは密輸入なんていう単語は知りませんでした。
ぴーちゃ達は獲得した松茸を国産として売りました。
よく分からないのですが、このほうが人に喜ばれるし、
なにより高く売れるのです。
人に喜ばれて、お金が入るので、ぴーちゃはとても嬉しくなりました。
おうちに帰るとおねーちゃんがビールを飲んでテレビを見てました。
テレビでは国交正常化が危うくなったり
消えた松茸は誰が食ったという騒動とかが起こったという内容を伝えてます。
ぴーちゃはかわいい小鳥さんなので、政治の難しいことはわかりませんでした
めでたし、めでたし。
補足:
2002年頃の作品です。
今(2016年)となっては北○○という国は国民は飢えていて、
買ったミサイルをバンバン飛ばし、燃料目的で木を切って山は禿山で洪水三昧、
拉致被害者を人質に日本に金を要求する貧乏国というイメージですが、
この頃は情報があまり公開されていなくて、危険な謎めいた国というイメージでした。
松茸事件は北○○と松茸あたりでググって下さい。